株式(=株)って何?という質問にシンプルに答えられますか? ニュースではよく耳にするけれど、実はよく分からない人も多いはず。 この記事では、専門用語をできるだけ使わずに「株式とはなにか」をやさしく解説します。 初めての方でもイメージがつかめるようにまとめました。

一言でいうと、
株式とは「会社の一部を持つ証(あかし)」です。
会社は事業を大きくするためにお金を集めます。
銀行から借りる方法もありますが、多くの人から少しずつお金を出してもらうのが株式です。
株式を買った人はその会社のオーナーの一人になります。
イメージで言うと、会社というケーキを100切れに分けて、
1切れを買えば100分の1の持ち主になる、という感じです。


株式の考え方は数百年前のヨーロッパで始まりました。
当時、大きな船で遠くまで貿易をするには莫大なお金が必要で、
一人の大金持ちでは負担しきれませんでした。
そこで「みんなで少しずつお金を出し合い、大きな船を動かそう。利益が出たら分け合おう」という仕組みが考えられたのです。
これが株式のはじまりです。
現代でも同じで、会社は株式を発行することで多くの人からお金を集め、事業を広げることができます。

株式を持つと、主に次の3つのことができます。
・値段が上がれば利益になる
株式(会社)が成長するなどして、買ったときより値段が高くなれば、その差額が利益です。
・配当金(はいとうきん)がもらえることがある
会社が利益を出すと、その一部をお礼として株主に分けてくれることがあります。
・株主総会で意見を言える
会社の大切な方針を決める会議で意見を出せる権利があります。

株式の値段(株価)は、欲しい人が多いと上がり、売りたい人が多いと下がるという単純な仕組みです。
人気の会社の株式は「欲しい人」が多くなるので値段が上がります。
逆に、将来が不安だと思う人が増えると、「売りたい人」が多くなり値段が下がります。
つまり、株価は会社の成績や人気を映す鏡のようなものです。

・会社の成長に合わせて資産が増えるチャンスがある
・配当金をもらえることがある
・預貯金よりもお金が増える可能性がある
・経済や社会の動きに自然と興味が持てるようになる
・株式の値段は毎日変わるので思った通りにいかないこともある
・会社の成績が悪ければ、株式の値段が下がる
・損をすることもある
・長い目で会社の成長を見守れる人
・社会やニュースに少しずつ興味を持てる人
「短期間で一気にもうけたい」「毎日ドキドキしたい」という人には、株式を短期で売り買いするトレードが向いています。
でも、初めての人はまず長期で少しずつ買っていく方が、当初からの資産全体に対する価格変動の影響を受けにくくなるのでお勧めです。
短期型(トレード)
短期間で株式を売り買いして利益を狙う方法。
毎日株価を見ていないといけません。
中長期型(投資)
株式を持ち続け、会社の成長と一緒に資産を育てる方法。
初めての人は、こちらから始める方がオススメです。
Q1. 株式ってギャンブルですか?
短い時間で一発勝負を狙うとギャンブルに近くなります。
でも、本来の株式は会社の成長を応援するための仕組みです。
Q2. 株式を買うには何百万円も必要ですか?
以前はそうでしたが、今は1株から買えたり、少額でコツコツ積み立てるサービスもあります。
Q3. 株式を買ったら必ずお金が増えますか?
いいえ。値段は上がることもあれば下がることもあります。
だからこそ、少しずつ学びながら長く持つことが大切です。
Q4. 株主は会社の経営に口を出せるんですか?
大株主でなければ経営に直接的な影響を与えることは難しいですが、
一株の株主でも株主総会で意見や質問をする権利はあります。
Q5. 株式をやるには経済の勉強が必要?
初めての場合は少額で始めることをお勧めします。
その場合は最初から詳しい必要はありません。
ニュースや本を少しずつ読むだけでも十分です。
・まずは生活に無理のない少額から
・1つの会社だけでなく、いくつかに分けて買う(分散投資)
・短期間での結果を気にしすぎず、少しずつ知識を積み重ねる
まとめ
株式とは、会社の一部を持つこと。
会社の成長を応援しながら、その成果を分けてもらえる仕組みです。
難しく考えず、まずは
焦らず・少しずつ・長い目で。
ここから一歩ずつ学んでいきましょう。

執筆者 山本 洋平
シグマ株式会社
ファイナンシャルプランナー
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)
宅地建物取引士
大学卒業後、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に入社。個人富裕層、法人顧客への資産運用設計コンサルタントに従事。より一層お客様目線のコンサルティングがしたいと考え、シグマ株式会社へ入社。
お客様の真の相談相手になりたいと考え、親身なコンサルティングを心がける。お客様の現状と将来目標をしっかりと分析し、目標を達成するためのプランを立案。金融商品も証券アナリストの目線から厳選。
【趣味】ワイン、ゴルフ、社交ダンス、YouTubeで猫とカワウソの動画を見ること
【講師実績】名古屋証券取引所IRエキスポ2019、資産運用基礎講座