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不動産投資 VS REIT(リート)どっちがいいの?


2020年10月3日

預金しておいても、全然増えない…。
老後資金2000万円問題もあり、老後資金に不安が…。

こんな将来不安からか、「不労所得」をキーワードに、不動産投資を始めるケースが増えていますね。

でも、ローンを組んで投資用マンションを買うのは「ちょっと怖い」と思われる方も少なくありません。そんな時に、小額からでも手軽にできるREITを比較検討してみてはいかがでしょうか?

今回は不動産投資とREITの違いについて、解説したいと思います。

まず、不動産投資とは、アパートやマンションなどの不動産を直接購入し、その家賃から収益を得る投資のことを指します。簡単にいうと、物件の「オーナー」いわゆる「大家さん」になるということです。図で表すと下のようになります。

不動産投資の収益には、第三者に貸すことで、毎月の家賃収入を得るインカムゲイン(運用益)と、物件を購入金額よりも高い値段で売ることで得られるキャピタルゲイン(売却益)の2種類があります。

ハイリスク・ハイリターンな株式やFX、ローリスク・ローリターンな預貯金と比べて、不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」な投資とも言われています。

実物不動産のメリットとしては、借入金を利用することで手元資金以上の金額を投資に回すことができます。とはいえ、取得後の運営や管理において手間やコストがかかったり、突然の大きな出費を考慮していかなければならないので、ハードルは高いといえるでしょう。

一方でREIT(リート)とは、Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略称で、複数の投資家から資金を集めて不動産を保有・運用して得た賃料収入等を元に投資家に分配する投資信託の一種です。

ファンドを通して間接的に不動産に投資をする仕組みといえるでしょう。

REITの仕組みを図で表すと下のようになります。

ちなみに、J-REITは「Japan」の「J」を頭文字に付けた日本版リートを意味します。証券会社に口座があれば、株式と同じように購入することができます。

実際に、REITを選ぶ際は四季報(ネットでは四季報オンライン)などを活用して価格、利回り、業績、投資先ポートフォリオなどを確認して銘柄を選ぶと良いでしょう。

参考までに、利回り順に一覧を載せておきましょう。

※もちろんREITの配当(分配金)は、その業績によっては下がることもあります。
※上記は、参考事例であり個別銘柄を推奨するものではありません。

最後に「J-REIT」と「不動産投資」の違いをまとめてみましたので、参考にしてみてください。

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執筆者  北 辰一郎

シグマ株式会社
ファイナンシャルプランナー(CFP)

大学卒業後、大和証券に入社。 個人富裕層、法人顧客への資産運用設計コンサルタントに従事。営業表彰などを受賞。より地域に根差し、顧客本位な仕事をしたいと感じシグマ株式会社に入社。ファイナンシャルプランナーの上級資格である(CFP)を保有し、ライフプランに基づいた資産形成や資産運用のアドバイスはもちろんのこと相続や不動産など資産全般の相談に強みを持っている。
【趣味】 フットサル

【座右の銘】 思考は現実化する